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This is not a drill. ⇒ これは訓練じゃない。|大げさに危機感を出す。|高校・大学・放課後

ゆぶろぐ 2026年5月27日 1 分の読み取り

Table of Contents

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  • This is not a drill.とは?
  • 表現の背景:drillはどこから来たのか?
  • どんな場面で使われるのか?
  • 会話例
  • ニュアンスと使い方の注意点
  • まとめ

This is not a drill.とは?

英語の映画やドラマ、特にアクション作品や災害もののシーンでよく耳にするフレーズのひとつが、This is not a drill.です。日本語に訳せば、「これは訓練ではない」「本番だ」「本物だ」といったニュアンスになります。

一見するととてもシンプルな構造の文ですが、このフレーズが使われる場面では常に極度の緊張感が漂っています。なぜなら、この表現は「今起きていることは、練習や訓練ではなく、リアルな緊急事態である」ということを強調するための言葉だからです。日本語に置き換えるなら、「これは本番です」「本当に起きています」という切迫したニュアンスが最も近いでしょう。

drillという単語は「ドリル(錐)」という意味でも知られていますが、ここでのdrillは「訓練・演習・反復練習」を意味します。軍や消防、警察、学校などで行われる緊急時を想定した模擬訓練のことを指しており、fire drill(避難訓練)などの表現でも一般的に使われます。


表現の背景:drillはどこから来たのか?

drillが「訓練・演習」を意味するようになった背景には、軍事文化との深い関係があります。もともとdrill(穴を開ける動作)から転じて、反復的な動作を繰り返すことが訓練の本質と重なり、軍隊用語として「行進訓練」「教練」などの意味で使われるようになりました。

やがてこの言葉は軍の外でも広まり、緊急時に備えた模擬演習全般を指す言葉として定着しました。学校での避難訓練(fire drill)、企業での防災訓練、艦船における緊急対応訓練など、あらゆる場面で使われるようになったのです。

そのためThis is not a drill.という表現は、もともと軍や緊急部隊が無線や拡声器で「これは訓練の放送ではない。実際の緊急事態だ」と伝えるための定型句として生まれました。現代では映画・ドラマのみならず、実際の緊急放送でも使われる表現です。


どんな場面で使われるのか?

This is not a drill.が登場する典型的な場面を見てみましょう。

  • 核攻撃や自然災害などの緊急警報が発令されたとき
  • 軍や警察が実際の作戦行動を開始するとき
  • 職場や学校で本物の緊急事態が発生したとき
  • 日常の文脈で、冗談めかしながら「本当のことだよ」と強調するとき
  • SNSなどで驚くべきニュースや出来事を「これは本物の情報だ」と伝えるとき

共通しているのは、「現実の出来事であることを強調する必要がある状況」という点です。訓練や冗談と受け取られることへの否定として機能しており、聞く人に対して即座の行動や真剣な受け止め方を促す効果があります。


会話例

例1:緊急事態の放送

Attention all personnel. This is not a drill. An unauthorized vessel has entered restricted waters. All units respond immediately.

全スタッフへ通達します。これは訓練ではありません。不審船が制限水域に侵入しました。全部隊は直ちに対応してください。

例2:職場での火災

A: Is this another fire drill?
B: No, this is not a drill. There's actual smoke coming from the third floor. Evacuate now.

A: またいつもの避難訓練?
B: 違う、これは訓練じゃない。3階から本当に煙が出てる。今すぐ避難して。

例3:カジュアルな強調表現として

A: This is not a drill — they're actually giving away free concert tickets at the front desk.
B: Are you serious? I'm heading there right now!

A: これは本当の話だよ――フロントで本当に無料のコンサートチケットを配ってるんだ。
B: 本当に?今すぐ行く!

例4:SNS的な使い方

A: This is not a drill. Our favorite band just announced a reunion tour.
B: No way! I can't believe it!

A: これは本当の情報。大好きなバンドが再結成ツアーを発表したよ。
B: うそでしょ!信じられない!

ニュアンスと使い方の注意点

① フォーマルな場面とカジュアルな場面の両方で使える

This is not a drill.は、緊急放送のような非常にフォーマルかつ深刻な文脈でも使われますが、日常会話やSNSでも「本当のことだよ」「マジだよ」という軽いニュアンスで使われることが増えています。文脈によって受け取り方が大きく変わるため、前後の状況を把握することが重要です。

② 類似表現と比較しよう

似たような「本物だ・本当だ」を伝える英語表現には以下のものがあります。

  • This is the real thing.(これは本物だ)― 訓練や偽物ではないことを強調
  • I’m not joking.(冗談じゃないよ)― カジュアルな否定・強調
  • This is serious.(これは深刻だ)― 状況の重大さを伝える
  • This is happening.(これは本当に起きている)― 現実であることの強調

③ 映画・ドラマでの登場シーンに注目

This is not a drill.はハリウッド映画の定番フレーズでもあります。特にSF・ミリタリー・災害映画では、緊迫感を一気に高めるための台詞として繰り返し登場します。英語学習者としては、このフレーズが使われる場面のトーンや背景に注目して視聴すると、表現の持つ重みやニュアンスがよりリアルに感じられるでしょう。


まとめ

This is not a drill.は、「これは訓練でなく本物の緊急事態だ」という事実を端的かつ力強く伝える表現です。軍事・緊急対応の現場から生まれた言葉ですが、現代では日常会話やSNSにも広がっています。drillという単語の意味を理解することで、この表現の本質がより深く理解でき、英語表現の幅も広がるはずです。

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こんにちは、ゆぶろぐです。
言葉には、辞書には載っていない「空気」があります。 「どんな表情で?」「どんなトーンで?」 そんな英語の「空気」ごと味わえるよう、フレーズと共に映画のワンシーンを紹介しています。あなたの英語学習が、もっとドラマチックなものになりますように。
本名、吉成雄一郎(よしなりゆういちろう)。株式会社リンガポルタ代表取締役社長。東京電機大学教授、東海大学教授を経て現職。専門は英語教授法。英語学習や英語教育に関する論文、著書、記事多数。

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